履歴書を書く女性

  • アルバイトが初めて
  • 志望動機・自己PRが思いつかない
  • 文章が苦手
  • 履歴書の書き方やマナーを知りたい

「せっかくなら、面接官に印象のいい履歴書を書きたいですよね」

しかし、実際に書こうとすると上手い書き方が思い浮かばなかったり、本当のことを書くとマイナスイメージかな?と心配になりがちです。

また、履歴書や証明写真・封筒の選び方やサイズについても、新しく購入すべきか手持ちや無料もので十分か?迷う人が多くいます。

そこで、このページではバイトの履歴書を書く際に、気になりがちな疑問を事細かに書いていきます。

ぜひ、参考にしてみてください。

履歴書の選び方

まずは履歴書の選び方から紹介します。

履歴書は、本屋さんや100円均一で購入してもいいですし、タウンワークのおまけや、アプリで作成できる物を使っても構いません。

メーカーによって項目が少しずつ違っているので、自分が書きやすいと思うものを選ぶといいでしょう。

履歴書のサイズはA4とB5、どちらもOK

履歴書には、A4サイズとB5サイズの2種類があり、どちらを使っても構いません。

どちらかと言うとA4サイズを使用する人の方が多いです。

A4サイズは学校のプリントでよく使われている、ノートより一回り大きいサイズです。

書くスペースが多いので、たくさん書きたいことがある人はコチラを選ぶといいでしょう。

一方、B5サイズはA4より小さいです。

書く量を減らしたい人はコチラでも構いませんが、小さな文字でたくさん書くことになるならA4サイズを利用することをオススメします。

バイトの面接官が高齢だったり、目が悪い人だと小さな文字は読みにくいですからね。

採用されやすいサイズはありませんが、読みやすさで言うとA4の方がやや優れているかと思います。

証明写真のポイント

続いて、証明写真のポイントについてです。

証明写真は、あなたの印象と紐づくものなので、適当すぎるのはよくありません。

  • 時間がないので、証明写真なし
  • 不衛生・だらしない見た目(寝癖つき、髪がボサボサ、目が死んでる)
  • 紙に印刷したカラーコピー
  • 履歴書の証明写真枠よりサイズが大きい or 小さい

証明写真が適当だと「あまり志望度が高くないのかな〜」と思いますし、「仕事も手を抜きそうだな」とマイナスイメージです。

一方、見た目が大きく変わらなければ、2年前とか昔のものでも大丈夫です。

就活の残りとか、大学受験用に撮影した照明写真を使い回すのもいいですね。

ただし、大学生なのに高校の学生服を着ている証明写真はちょっと避けた方がいいかもしれません。

要は、違和感がなければいいだけです。

そこで証明写真がOKかNGか判断してください。

履歴書の書き方

履歴書は手書きでもパソコンで書いても、どちらでも構いません。

どちらかと言うと手書きの人の方が多いようです。

ただ、手書きとパソコンを混在させる(名前や住所はパソコンで、志望動機や自己PRだけ手書き)のはやめたほうがいいです。

履歴書を使いまわしというか、「いろんなバイト先に応募しているんだな」という印象を持たれることがあります。

手書きの場合は、鉛筆ではなくボールペンを使って書くようにしましょう。

ここからは、履歴書の各項目について書き方のポイントを紹介していきます。

氏名・住所・電話番号・生年月日

氏名・住所・電話番号・生年月日はそのままですね。

ここで迷いやすいのは、次の3点です。

  • 住所は都道府県から書く?市から書く?
  • 電話番号は携帯で構わない?
  • 生年月日は西暦?和暦?

住所は都道府県から書く?市から書く?

住所は都道府県から書きましょう。

「県外からバイトに応募するはずがない!」と思うかもしれませんが、細かなことを気にする店長やオーナーさんがいるからです。

礼儀やマナーは必ず守らなければいけないものではありません。

ただ、守ることで有利になる可能性があるなら、守った方が得だよねと言う話です。

電話番号はスマホの番号で構わない?

電話番号に関しては、

  • 電話番号は自宅の固定電話の方がいいのか?
  • 自宅に固定電話はないけど、携帯でいいのか?

と迷う方がいます。

こちらに関しては、携帯・スマホの番号で構いません

昔は固定電話の番号を書くように言われていましたが、最近では直接本人につながるスマホの方が好まれます

固定電話の番号を書くのは、緊急連絡先の欄くらいでしょうか。

緊急連絡先にしても、固定電話より親の携帯番号を書くよう求める職場もあります。

生年月日は西暦?和暦?

2004年3月10日のように西暦で書くか、平成5年3月10日のように和暦で書くかです。

これは、どちらでも構いませんが学歴・職歴と合わせた方がいいです。

学歴・職歴欄を西暦で書くなら、生年月日も西暦で書き、和暦で書くなら、生年月日も和暦で書いてください。

志望動機

志望動機は「何を書いていいかわからない!!」とつまずきがちな項目です。

うまく文章にするのも難しいし、書けたとしても、文章の日本語がおかしくないか?敬語がちゃんと使えてているか?自信を持てない人が多いです。

特に、正直な理由が、

  • 家から近い
  • 時給が高い
  • 仕事が楽そう

など、自分にとって都合がいいだけだけど、なかなか書けません。

「あまり露骨に書くと印象悪そうだし、仕事に興味があると偽るのも、面接で突っ込まれた時に困る・・・」と思いますからね。

人によっては諦めて空欄のまま提出するそうですが、絶対に何かしらは書いた方がいいです!!!

それでは、実際に書き方について説明していきます。

どんなことを書けばいい?

基本的には、正直な理由を書いて大丈夫です。

  • 家から近い
  • 時給が高い
  • 仕事が楽そう

と言った、自分の都合だけでも構いません。

実は、志望動機を重視するお店は少ないです。

どんな理由であれ真面目に働いてくれれば十分ですから。

なので、変に取り繕った志望動機を書かれるよりは本心がわかった方が安心感があります

「仕事が楽そう」と言う志望動機でも、暇すぎて嫌う人がいるような仕事なら適性があると言うことかもしれません。

どんな仕事でも、何かしら大変なことはあるので、面接で説明した上で問題なさそうなら採用されるでしょう。

正直な志望動機を書くのは、あなたにとってもメリットが大きいです。

想像と現実は違うものなので、もし違っていたら面接で指摘してもらえます。

また、掘り下げて質問された時に、戸惑うこともありませんから。

応募先の会社のことは何て書く?御社?貴社?さん付け?

応募先の会社のことは「貴社(きしゃ)」と書いてください。

「御社(おんしゃ)」と「貴社」は同じように相手の会社を指し示す言葉ですが、「御社」は「話し言葉」で「貴社」は「書き言葉」と言う違いがあります。

なので、履歴書では「貴社」と書いて、面接でお話しするときは「御社」と言いましょう。

若干ややこしいですね。

志望動機のよくある例文

  • 家(学校)から近く、勤務時間が合っている
  • 接客・仕事内容に興味がある
  • よく通っているお店なので、安心感がある
  • 生活費を稼ぐため

もっとも多いのが「家から近い」という理由です。

お店にとっても遅刻の心配がなかったり、急に人が足りなくなった時ヘルプで来てもらいやすいので歓迎されます。

フリーターの方なら「生活費を稼ぐため」と言うのもいいですね。

生活がかかっている人は、簡単に辞めたりしませんから安心感があります。

ただ、面接では「他のバイトではなく、何故このバイトなのか?」と聞かれる可能性が高いので、そこだけ準備しておいてください。

【徹底解説】バイト面接で多い10の質問と回答例

どうしても書けない場合は、以下もご覧ください。

履歴書の志望動機・自己PRがどうしても思い浮かばない方へ

また、このサイトでは主だったバイト経験者のインタビューも掲載しています。

そちら実際に採用された志望動機を掲載しているので、参考にしてみてください。

【店名・会社名】人気バイトの口コミ・体験談【300社以上】

学歴・職歴

学歴・職歴は、「中学校へ入学」から順番に書いていきます。

学歴の書き方

学歴・職歴
平成20 4 東京都立 第一中学校 入学
平成23 3 東京都立 第一中学校 卒業
平成23 4 八王子市立 第二高等学校 入学
平成26 3 八王子市立 第二高等学校 卒業
平成26 4 国立大学法人 横浜国立大学 経営学部 経営学科 入学
平成30 3 国立大学法人 横浜国立大学 経営学部 経営学科 卒業予定

中退の場合は、

学歴・職歴
平成23 4 八王子市立 第二高等学校 入学
平成26 3 八王子市立 第二高等学校 中退

転校の場合は、それに続いて

学歴・職歴
平成23 4 八王子市立 第二高等学校 入学
平成26 3 八王子市立 第二高等学校 中退
平成26 4 豊田市立 第四高等学校 入学

と言う感じです。

転校・中退した理由は書いても書かなくても大丈夫です。

ただ、面接で聞かれる可能性はあるので、なんて答えるかは考えておいた方が無難かもしれません。

学歴を一通り書き終えたら、その下に職歴を続けていきます。

職歴の書き方

正社員はもちろん、バイトやで働いた経験もあれば書きましょう。

学歴・職歴
平成26 6 株式会社ローソン 八王子店へアルバイトとして入社
平成26 12 株式会社ローソン 退社
平成27 8 株式会社すかいらーく ガスト八王子店へアルバイトとして入社
平成27 12 株式会社すかいらーく ガスト八王子店 退社

「入社」と書くと正社員みたい感じるかもしれませんが、バイトでも「〇〇店 入社」で合っています。

ちなみに、

  • 法律事務所や研究所の場合は「入所」「退所」
  • 銀行は「入行(にゅうこう)」「退行(たいこう)」
  • 農協や信用組合は「入組(にゅうそ)」「退組(たいそ)」
  • 信用金庫は「入庫(にゅうこ)」「退庫(たいこ)」

と書きます。

登録制バイト・短期バイトの経験は書く必要ある?

登録制バイト・短期バイトの経験は書いても書かなくてもいいです。

一般的には書かない人の方が多いですが、応募先の仕事と関係があり有利になりそうなら書くことをオススメします。

嘘を書いたり、一部の経歴を省略するのはダメ?

  • 1ヶ月未満で辞めてしまった、長期バイトの経歴を隠したい
  • 1〜2ヶ月で辞めたけど、半年くらい働いたことにしたい
  • ニートだった空白期間を隠したい
  • 転校やダブルワークを隠したい
  • 中卒だけど、高卒ということにしたい

基本的に嘘を書いたり期間を偽るのは辞めた方がいいです。

過去の経歴は、源泉徴収票(差し引いた税金の証明書)からバレることがあります。

嘘がバレたら、店長や社員さんからの信用が損なわれるので、とても働きにくくなります

また、程度が軽いとはいえ「経歴詐称」「軽犯罪法違反」に問われてもおかしくないので、採用取り消しや解雇になっても文句は言えません。

短期でやめる人や、空白期間がある人はたくさんいるので、キチンと辞めた理由を説明すれば大丈夫です。

嘘や隠し事はやめましょう。

ただ、例外として「働いていた期間がうろ覚え」と言う場合は、何となくの期間を書いておけばOKです。

ある程度、長い期間働いていたなら数ヶ月のズレがあっても何の問題もありません。

よくあることなので。

もし不安なら、面接の際に「ちょっと働いていた期間を正確に覚えてなくて・・・」と付け加えてください。

自己PR

自己PR欄は、志望動機と並んで「何を書いたらいいかわからない!!」とつまずきがちな項目です。

その名の通り、「お店にとっての、あなたを採用するメリット」を書けばいいのですが、詳しい仕事内容がわからない以上、仕事にあなたの性格や経験がどう活かせるかはわかるはずがありません。

と言うことで、自己PRに書けることは限られてきます。

  • 素直に言うことを聞いて、仕事を覚える気がある
  • 身体が強いので、風邪をひいたり熱が出て急な休みを取ることはない
  • シフトに融通が利くので、急に人が足りなくなった時にヘルプが可能
  • 夜遅く・朝早くなど、人が少ない時間帯でも働ける
  • 曜日や時間の制限が少なく、たくさんシフトに入れる
  • 人と関わることが好きで、誰とでも上手くやれる

どこの職場でも求められているのは、「使いやすい人」です。

使いやすいとは、

  • 言うことを素直に聞いてくれる
  • シフトを組みやすい(入れる人が少ない時間帯や曜日に入れる)
  • お客さんや他のバイトと仲良くやれる

と言った感じです。

その辺りで自分に当てはまることを書けば、無難な感じの文章になります。

可能であれば、具体的なエピソードを交えると、テンプレ感が減って説得力が出るのでオススメです。

どうしても書けない場合は、自己PR欄がない履歴書もあるので、そう言う履歴書を使うことも検討してみてください。

趣味・特技

趣味・特技欄は、履歴書によってあったりなかったりします。

自己PR欄のない履歴書に代わりに設けてあることも多いです。

自己PRより書きやすいですからね。

とは言え、趣味・特技と言われても何を書いていいか迷う人もいるでしょう。

特技なんて、ほとんどの人は特にありませんから。

書く人が多い趣味・特技

何を書いていいかわからない方のために、よくある例を紹介します。

  • 音楽鑑賞
  • 読書(マンガを読む)
  • 入っていた部活(サッカー、野球、卓球、バレー等)
  • 演奏できる楽器(ピアノ、クラリネット、ギター、ドラム、ベース等)
  • カラオケ
  • ドライブ
  • 散歩

趣味・特技を書くときのポイントは、上手だったり、熱中している必要はないと言うことです。

中学の時に入っていた部活で、今は全くやってなくても別に構いません。

ギターを始めたばかりで、まだ下手くそでもいいのです。

要は、どんな人物なのか人柄が伝わればいいだけですから。

趣味に偏見を持つ人がいたり、採用に不利じゃないか心配

アイドル好きや2chなどオタクっぽい趣味は、人によって受けが悪いかもしれません。

なので、そうした趣味を持つ方は、「採用されること」を第一に考えるなら書かないのも一つの手です。

ただ、偏見を持つような人が上司なら働きやすい環境ではない可能性が高いです。

むしろ、不採用になり別のバイト先を探す方がいいと考えることも出来ます。

なので、個人的には好き嫌いのある趣味でも、隠さずに書くことをオススメします。

もちろん、自分の中に恥ずかしいと言う感情があるなら、書かなくても構いません。

ここで伝えたいのは、「偏見を持つ人はいるかもしれないけど、そう言う人が上司のバイトは働きにくいと思うよ」と言うことです。

同じように、「スキーや旅行が好きと書くとバイトを休むと思われそう」と心配する人がいます。

しかし、これは全く問題ありません。

誰にでもスキーや旅行に行くことはありますし、多くても月に1〜2回程度でしょう。

テスト期間は休むことが多い学生が不利にならないように、スキーやスノボが趣味と言っても不利になる心配は無用です。

本人希望欄

本人希望欄も履歴書によって、あったりなかったりします。

この欄は、

  • 働きたい曜日・時間帯
  • 希望する職種(ホールスタッフ、キッチンスタッフなど)

などを記入するところで、枠が小さいので簡潔に書く必要があります。

小さい文字で書くのではなく、ザックリと

  • 木曜・金曜は勤務不可
  • 21時以降の勤務は不可
  • ホール希望
  • 部活があるので、平日18時以降を希望

くらいがちょうどいいです。

細かい条件は、面接の際に口頭で説明すればいいので。

口頭で説明するのが「忘れられそうで心配」と言う方は、別の紙に詳しく書いて提出してもいいです。

ただ、店長や責任者さんは忙しいので、紙を1度見ても忘れられるリスクは変わりません。

一度説明しておけば、忘れられても「面接の際に〇〇の日はダメだとお伝えしたのですが・・・」と言えば思い出してもらえるので、心配しないでください。

特に希望がない方は、空欄よりは「特になし」とでも書いておくといいでしょう。

資格

資格欄で困るのは、「どの程度の資格まで書けばいいのか?」です。

  • 自動車の普通免許など、仕事と関係のない資格も書くのか?
  • 簿記3級や英検4級など、それほど難易度の高くない資格も書くのか?

結論から言うと、簡単な資格や仕事と関係ない資格でも書いておけばいいと思います。

あなたの人物像の一つなので。

また、知られたくないなら書かなくても大丈夫です。

資格が必要な仕事ならともかく、仕事に関係ない資格は書かなくても問題になったりしないので。

交通機関・交通費

交通機関・交通費の枠がある場合は、次のように書いてください。

  • 徒歩にて通勤(自宅より約10分)
  • 自転車にて通勤(自宅より約10分)
  • 電車にて通勤(JR八王子駅 → JR新宿駅、約45分、片道360円)
  • 車にて通勤(自宅より約15分、直線距離8km)

車の場合の直線距離はGoogleマップ等で簡単にわかります。

Googleマップで地点間の距離を測定する

学校からバイトに行く時が多い方も、自宅からの道のり・交通機関を書けばいいです。

交通費は基本的に自宅から支給されるので。

他の用事などで、迂回して行くことが多い場合も同じです。

回り道を含めず、最も近い経路で書きましょう。

最短距離を超えて交通費を請求するのは、不正受給です。

また、通学定期券を利用できる場合は、その区間の交通費は出ないことが多いので、交通費で定期代を浮かせることは期待しないでください。

ただし、バイトのためだけに定期券を購入する場合は、その費用を出してもらえることが多いです。(交通費ありのバイト)

1回ごとに切符を買う方が得か、定期券を買った方が得かは、1ヶ月に15日を超えるかどうかで決まります。

15日以上、出勤するなら定期券を買った方が得です。

書き損じ・小さな汚れがある

履歴書を書いていると、書き間違いをしたり、小さな汚れがついてしまうことがあります。

そうした場合はどうすればいいのか?

基本的には、新しい紙に書きなおした方がいいです。

修正液や修正テープを使っても気にしない面接官もいますが、マナー違反と感じる人も少なくありません。

人が足りない店舗では大きな減点になりませんが、人気の高いバイトや、採用するか微妙なラインではそれが決定打となり落とされることもあります

履歴書は地味に書く量が多いので、面倒な気持ちもわかります。

なので、複数応募をしていて滑り止めの応募先なら、修正液・修正テープを使ってもいいかもしれません。

しかし、本気の応募先には手を抜かない方がいいです。

条件のいいバイト求人は応募が多いので、小さな手抜きが命取りになります。

可能であれば、最初は本番の履歴書に書くのではなく、コンビニ等でコピーした下書き用紙で練習するといいでしょう。

うまく計算して書かないと枠をはみ出してしまったり、文字の大きさや分量のバランス調整が難しいですからね。

本番の履歴書を書くときも、まずは鉛筆で薄く下書きしてボールペンでなぞり、最後に消しゴムで鉛筆の部分を消すとバランスよく書けます。

消しゴムで消す際は、ボールペンのインクが延びて紙が汚れないよう気をつけてください。

封筒

書店や100円均一で売ってる履歴書を購入すると、よく封筒が付いてきます。

「郵送する場合はまだしも、持参する場合に必要なのか?宛名は書いた方がいいのか?」

その辺りについて、少し説明させてください。

持参する場合は、使わなくていい

履歴書を面接の時に持って行くなら、封筒は使わなくても大丈夫です。

クリアファイル等に入れて持っていき、面接の場でクリアファイルから出して手渡してください。

封筒に入れて持って行くと、出すのに手間がかかりますし、履歴書にたくさん折り目が付きます。

もちろん、履歴書に付いてるのですから使ってもマイナスにはなりません。

ただ、プラスになることもないので「封筒を使うメリットは特にないし、折り目がないキレイなままの方がいいよね」ってことです。

郵送する場合

郵送する場合は、付属の封筒を使って構いません。

封筒に幅に合わせて履歴書を3つ折り〜4つ折りにして入れます。

宛名は、
「株式会社〇〇 △△店 アルバイト採用担当者様」
と書いてください。

住所は、履歴書を郵送するよう言われる時に、一緒に指示されると思いおます。

指示がなければ、お店に確認してください。

郵送してくださいとメールで指示があったなら、そのメールアドレスに、電話で連絡があったら、その電話番号に電話をかければ大丈夫です。

バイトの求人サイト等にお店の住所が書いてあるなら、
「こんにちは、アルバイトに応募した〇〇と申します。

履歴書を送付する先の住所なのですが、求人サイトに掲載されている住所<東京都八王子市〇〇町1-11-11>でよろしいでしょうか?

お忙しいところ恐縮ですが、ご回答よろしくお願いします。」

それらしい住所がなければ、
「こんにちは、アルバイトに応募した〇〇と申します。

お忙しいところ恐縮ですが、履歴書を送付する先の住所を教えていただけないでしょうか?

ご回答よろしくお願いします。」
と言う感じで聞けば大丈夫です。

履歴書の志望動機・自己PRがどうしても思い浮かばない方へ

ここからは、志望動機・自己PRがどうしても書けない方にスムーズな進め方を紹介していきます。

  • その求人を選んだ理由を箇条書きにする
  • その中で、最も受けが良さそうなものを一つ選ぶ
  • 選んだものの理由をさらに細かく箇条書きにする
  • 意味が通る文章に並び替える

その求人を選んだ理由を箇条書きにする

まずは、バイトをしたい理由や、その求人を選んだ理由を箇条書きで並べて行ってください。

  • 友達と遊ぶお金が欲しい
  • 家から通いやすい
  • 時給が高い
  • 仕事が楽そう
  • 勤務時間が合っている
  • 仕事内容に興味がある

箇条書きにするのは、最初から長い文章を考えるより楽だからです。

長い文章を書こうとすると、書き方や日本語としておかしくないか?など考えることが増えます。

なので、そのステップを細かく分解して、1つ1つ順番に片付けて行くとスムーズに進みます。

その中で、最も受けが良さそうなものを一つ選ぶ

次に、箇条書きにした理由の中から、最もお店に受けが良さそうな理由を選びます。

選ぶ基準は、「お店にとってメリットが一番大きいのはどれか?」です。

「勤務時間が合っている」というのも、深夜や早朝など希望者が少ない時間帯なら良いと思います。

あとは、仕事内容への関心も「好きこそ物の上手なれ」のことわざ通り、仕事を覚えるのが早く真面目に取り組んでくれるので悪くありません。

しかし、今回は志望動機として一番多い「家から通いやすい」でいきましょう。

選んだものの理由をさらに細かく箇条書きにする

では、「家から通いやすい」というのは、どういう点であなたにメリットがあるのか?

また、お店にとってメリットになりそうな点がないか?

もう少し詳しく考えて、また箇条書きにしてみてください。

  • 部活が終わった後に働ける
  • 時間が合えば、突然の呼び出しにも対応できる
  • 通勤に時間がかからないので、その分多く働ける
  • 交通費がかからない

例えば、「家から通いやすい」のポイントは、通勤時間・費用を節約できるところにあります。

あなたにとっては、通勤時間は時給が発生しない無駄な時間です。

その時間をバイトに費やしたり、前後に他の予定を入れれるのは大きなメリットです。

一方、お店にとっては通勤時にトラブルが起こる心配がなく、急な欠員の際に当てにできます。

通勤時のトラブルとは、電車が大雨・大雪・人身事故等で止まってバイトに来れなくなる等です。

都心ではよくあることで、急な欠員となり困っている店長さんは多いです。

また、交通トラブル以外にも風邪や熱で突然バイトを休む人もいます。

そういう時に、家が近い人は「代わりに入ってもらえないか?」と頼りに出来るので、店長さんは重宝しやすいです。

こんな感じで、考えていきます。

意味が通る文章に並び替える

そして、最後に箇条書きにしたものを、日本語として意味が通るように並べ替えます。

「貴社を志望した理由は、家から近く部活が終わった後から働けると考えたからです。

通勤に時間がかからないので、その分多く働けますし、時間が合えば急な呼び出しにも対応できます。

また、交通費がかからない点もお店からみて採用しやすいかと思いました。」

こんな感じです。

また、ここまで堅苦しい感じじゃなくても大丈夫です。

「志望動機は家から近く、親の知っている場所なので夜遅くなっても大丈夫だからです」

これくらいでも十分に通用します。

志望動機・自己PRが書けない方は、完璧主義というか上手く書こうとしすぎです。

現実には、「お金が欲しいから」というような、あなたが驚くほど適当な志望動機で採用されている人もいます。

自己PRも同じです。

ひどい人は空欄のまま提出しますからね。

そして、それで採用されることもあります。

真面目に書こうとしている時点で、あなたの書く志望動機・自己PRはそれほど悪くないはずです。

最後に

初めて履歴書を書くときは何時間もかかりますが、1度書き方がわかれば30分もかからず書けるようになります。

先ほども書きましたが、難しく考えている時点で、何も考えずに適当に書いている人より印象は良いはずです。

面接官は日本語の怪しいような履歴書もたくさん見てきているので、それほど心配しないでください。

【徹底解説】バイト面接で多い10の質問と回答例

バイト面接当日の流れと、事前にチェックすべき事柄(持ち物・到着時間)