
「バイトの仕事が覚えられない・・・」
「先輩たちは素早く簡単そうに動いてるのに、自分は全然できない・・・」
長期バイトは特に覚えることがたくさんあり、うまく動けず周りの足手まといになっているのではと悩んでしまう人がいます。
しかし、最初は誰でも同じようなものです。
自由自在に動いている先輩方も昔はあなたと同じように、戸惑いつつ働いた経験があります。
このページでは、早く仕事を覚えてスムーズに職場に慣れるためのコツを紹介していきます。
ちょっとしたコツですが、知っているのと知らないのは大きな違いなのでぜひ参考にしてみてください。
とにかくメモを取る
最初は山のように覚えることがあり、ほとんどの人は1回で全てを覚えることなどできません。
なぜかというと、人の記憶には短期記憶と長期記憶があり、まずは短期記憶にしか入りません。
その場では覚えたつもりでも時間が経つと自然と忘れてしまうものなのです。
だから、小さなペンとメモ帳をポケットに忍ばせておき、教えてもらったことはメモしていきましょう。
自分がわかればいいので、それほど綺麗に書かなくても大丈夫です。
箇条書きのような形で、こまめにメモしておくだけで「あれってどうだったっけ?」と思った時に見返して思い出すのに役立ちます。
それに、短期記憶から長期記憶へと覚えた内容を定着させるには、繰り返しの学習が必要です。
家に帰ったあと、さらっとで構わないのでメモを見返しておくと覚えたことが忘れにくくなります。
先輩や店長にどう思われるか心配な人がいるかもしれませんが、少なくとも悪く思われることはないです。
どちらかと言うと「真面目に仕事を覚えようとしているな」と好意的に捉えてもらえます。
教えてもらったことに対してリアクションする
次に、教えてもらったことに対してリアクションを取りましょう。
具体的には、
- お客様をお出迎えするときの文言を教えてもらったら、その場で実際に言葉にして見る
- 何かのやり方を教えてもらったら、「何故そうするんですか?」と聞く
- 教えてもらったことを、自分なりの言葉に言い換えて確認する
といった感じです。
リアクションを取る目的は大きく2つあります。
- 自分の中で、教えてもらったことを整理する
- 教えてくれている先輩・上司に対して、自分が何をどこまで理解できているか伝える
特に大切なのが2番目の目的であなたが何をわかってないのかは、あなたにしかわかりません。
上司や先輩は自分の経験をもとに、必要だと思うことを教えてくれますが、物事の理解のペースや解釈の仕方は人によって異なるので、聞いているだけじゃ必ず足りない部分が出てきます。
その足りない部分が何なのかを、先輩の教えに対してリアクションを取ることで伝えるのです。
教える立場になるとわかりますが、指導している相手から何のリアクションもなければ
「こいつ本当にわかっているのかな?」
「どこまでわかっていて、何がわからないのかサッパリ掴めない」
となって、教える側も戸惑ってきます。
しかし、教えられる側がリアクションを取ってくれると、
「あー、ここまでわかっているなら、この部分は実際にやりながら教えた方が早いな」
「この部分がわかってないっぽいから、少し表現を変えて伝えて見るか」
と何を教えればいいか判断しやすくなります。
何となく伝わってますかね?
要するにリアクションを取ることで先輩はあなたが何をわかっていて何がわからないのか把握でき、あなたの理解に合わせて教えるペースや方法を調節できるのです。
結果として、先輩も教えやすくなるし、あなたも必要な知識や技能を効率よく教えてもらえます。
これは、簡単なわりに効果が大きいので、ぜひ実践してみてください。
早めに失敗する
次に、どんどん挑戦して早めに失敗しましょう。
遅かれ早かれ誰もが失敗します。
どうせ失敗するなら最初の方が「まあまあ、始めてだからな」と多めに見てもらいやすいです。
逆に、最初のうちに失敗してないと2週間・1ヶ月と経ったころ「まだそんなこともできないのか!」と仕事ができない烙印を押されてしまいます。
何度も同じ失敗を繰り返すのはNGですが、最初のうちなら2回3回失敗しても全然大丈夫です。
失敗するのは当然の気持ちでチャレンジしていってください。
失敗を引きずらない
失敗はどんどんしていきましょうと言っても、失敗の内容によっては先輩から怒られることもあるでしょう。
しかし、同じ失敗を繰り返さないよう反省したら、サラッと切り替えてください。
引きずってうじうじしてても時間の無駄ですし、周りの人間も気分のいいものではありません。
ちなみに、気持ちの切り替えはある程度バイトに慣れてからも大切です。
バイトをしていたら、クレームを受けたり、理不尽に怒られたりすることがあります。
まあ、腹が立つのは当然で「何やねん!」と思わないでもありませんが、引きずっても自分の気分が悪いだけで何の得もしません。
個人的には運が悪かったな〜と諦めるのが一番楽だと思います。
焦らない
あとの問題は時間が解決してくれます。
焦らず長い目で見て仕事を覚えていきましょう。
真面目で頑張り屋さんな人ほど、仕事がなかなか覚えられないと病んでしまいますが皆同じようなものです。
1日1日の進歩は小さなものでも、1週間1ヶ月と積み重ねると考えなくても動けるようになります。
最初は精神的にも身体的にも疲れるでしょうが、2〜3ヶ月もすれば楽しむ余裕が出てくるので気長に頑張っていきましょう。
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