
「バイトを辞めることに決めた」
バイトを辞める決心をしても、なかなか言い出せずにズルズル働き続けてしまう人は多いです。
真面目な人ほど、お店に迷惑がかかることを気にしたり、波風立てず上手にスムーズに辞めようとしがちですからね。
そこで、このページではバイトを可能な限りスムーズに辞めるため、よくある悩みとその解決策について紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてください。
このページでお話すること
すんなり辞めさせてもらえるか心配
アルバイト先が人手不足だったり、自分が使えるバイトと評価してもらえている場合、引き止められないか心配だと思います。
実際のところ引き止めてくるお店は多いですし、「お互いに融通し合おう」というスタンスで、シフトを減らすとか、働く時間帯を変えるとか妥協に持ち込もうとする店長さんもいます。
なので、辞める決心が固いなら「事情があって物理的に続けられない」というスタンスの返しを考えておきましょう。
たとえば以下のような感じです。
- 資格の勉強が忙しい
- 就活でいつ急に予定が入るかわからない
- 祖父の介護を手伝わなくてはならなくなった
なんの理由も考えつかないなら、嘘というか多少大げさに言ってもいいかもしれません。
一度妥協してしまうと、ズルズル働き続けることになりかねないので、心苦しいかもしれませんが踏ん張ってください。
伝えるタイミングがわからない
次に、辞めると伝えるタイミングが取れないという悩みについてです。
バイト先の店長はいつも店にいるとは限りませんし、他のスタッフに指示を出したり忙しくて話すタイミングが掴めないことも多いでしょう。
また、店長がいても従業員控え室には誰かしら他の人がいて、店長と2人きりで話せる時間がないケースもあるかもしれません。
そんな時は一言だけ、

と声をかけ、店長にとって都合のいいタイミングで呼んでもらうといいでしょう。
もし、その場で話すように言われたり他の人に聞かれるのが気になるなら、電話やメールでの連絡でも構いません。
電話の場合は、

メールの場合は、

という風に、切り出せば問題ありません。
ちなみに、正社員ではないので退職願や退職届を書いて出す必要はありません。
もしかしたら、最後の出勤日に会社の離職用紙に記入を求められるかもしれませんが、言われなければ何もなくて大丈夫です。
何て伝えればいいかわからない
対面や電話の場合は、先ほど紹介した通りです。
まずは、店長に「いつ頃に辞めたい」という意思を伝えます。
どうせ後で聞かれるので、理由も最初から添えて話すといいかもしれません。
具体的には以下のような感じです。
「店長、申し上げにくいのですが資格試験の勉強に集中したいので、来月末で退職させてください。」
この先は、店長の返しによって話す内容は変わってきます。
ただ一般的には、次のように話は進んでいくことが多いです。
- 引き止められる
- 引き止めを断る
- 退職を了承もらえる
- 退職手続きを行う
①引き止められる
最初の方で紹介した通り、引き止められます。
- もう少し続けられないか?
- 日数を減らして続けることはできないか?
- 時間帯を変えたり短くして続けることはできないか?
引き止めは、だいたいこの3パターンです。
なお、酷い店では「代わりの人を紹介しないと辞めさせない」など言われるケースもあるようですが、それはバイトの仕事ではないので「できません」と断りましょう。
「辞めさせない」と言っても、あなたが仕事に行かなければいいだけです。
そんな無茶な要求は無視しても、全く問題ありません。
訴えられても、あなたが勝てます。
②引き止めを断る
常識の範囲内で引き止めにあった場合は、

などと、「申し訳ない」心境を伝えつつもハッキリ断りましょう。
「考えておきます」と言って、後日「やっぱり難しいです」と伝えるパターンもありなのですが、「やっぱりダメ」と改めて切り出すのにも勇気がいります。
個人的には、店長に「決心が固いな」と思ってもらうためにも、最初に勇気をもって断った方が楽です。
③退職を了承してもらえる
退職の意思は固いとわかると、店長も退職を了承してくれます。
と言うか、了承せざるを得ません。
「よろしくお願いします」と言って、いつも通り仕事に戻りましょう。
あとはいつも通り退職まで働くだけです。
あなたしかわかってない仕事があるなら、店長から誰々に引き継ぐよう指示があると思うので、一緒のポジションになったら伝えておきましょう。
なお、他のバイトや社員さんにいつ退職を伝えるかですが自分で伝えたいなら早い方がいいでしょう。
退職の噂は驚くほど早く広まります。
あなたが望む、望まないに関わらず近々バイト先のみんなが知ることになるので、自分から伝えたければ店長に伝えたあと1週間以内には話さないと間に合わないと思います。
ちなみに、私は1ヶ月先に退職すると伝えところ、何故か噂ではすでに退職したことになってしまいバイト先に行くと「あれ?先月末で退職したって聞いたんですけど・・・」と言われた経験があります(笑)
④退職手続きを行う
退職手続きは、バイト先によってあったりなかったりします。
手続きがある場合は、ユニフォームを返却したり会社の退職書類に名前を書いて印鑑を押したりします。
また、フリーターの方などで、社会保険に入っている方は健康保険証も返却します。
退職手続きがない場合は、バイトが終わって普通に帰ったらそれで終了です。
とてもあっけないので「本当にこれでいいのかな?」と思うほどです。
なお、退職を伝えたあと、退職の手続きについて店長から何も言われず不安になることがあるかもしれません。
「本当に店長、今月で辞めるとわかっているのかな?」と感じたりもしますが、ちゃんとわかってるので大丈夫です。
1ヶ月前までに辞めると言わなきゃ駄目?
次に辞める場合は、どのくらい前に伝えればいいのかです。
多くの会社では原則として辞める1ヶ月前までに伝えるよう決まっています。
しかし、それは原則で、例外もあります。
たとえば、働き始めて1ヶ月経ってない場合は、1ヶ月と言わずすぐ辞めた方がいいです。
最初のうちは給料をもらって仕事を教えてもらっている立場なので、すぐ辞めてもらった方がお店としても助かります。
また、辞めたいと何度も伝えているにも関わらず認めてもらえない場合。
この場合も、「キリがないので明日から来ません」と言って辞めてしまって問題ありません。
バックレに近い印象なので「いいのかな?」と思うかもしれませんが、店長が退職を認めてくれないなら仕方ありません。
バックレ・無断欠勤とは異なり、きちんと理由を説明して行かないと宣言すれば、たとえ訴えられてもあなたが勝てるので心配しないでください。
バックレは駄目?
最後に何も言わずに突然フェードアウトしたり、バックレるのは絶対にやめましょう。
それをしてしまったら、悪者はあなたです。
踏むべき手順を踏めば、バックレに近い形でも正義はあなたにあります。
社会人の端くれとしても正々堂々と辞めて、罪悪感なく次のステップに進んでいきましょう!