- 副業の人はどんなバイトを選んでいる?
- 本業にバレずに働くことはできる?
本業の収入だけでは生活が厳しい時、禁止されていようといまいと副業をするしかありませんよね。
稼がないと足りないのだから仕方ない。
背に腹はかえられぬってやつです。
では、他の人はどんな副業を選んで、どう会社にバレないよう工夫しているのか?
このページでは、その辺りを詳しく説明していきます。
ぜひ参考にしてください。
副業に人気オススメのバイト
副業で働く方は、本業に支障が出ない時間帯に働く必要があります。
多くの人が選んでいるのは、次のようなバイトです。
- 土日のみのバイト
- 夜間・早朝勤務のバイト
- 単発・登録制のバイト
- 自宅でできるバイト
土日のみのバイト
など、一般的なアルバイトに土日のみ働くパターンです。
接客業は土日が最も忙しく人手を必要とするので土日に働ける人は歓迎される傾向があります。
また、選択肢が多く田舎でも仕事を見つけやすいです。
→ 【店名・会社名】人気バイトの口コミ・体験談【300社以上】
→ 【業種】人気バイトの口コミ・体験談【全50業種】
夜間・早朝勤務のバイト
- 警備
- 清掃
- 新聞配達
- セルフ式ガソリンスタンド
本業の仕事が始まる前や終わった後に働くパターンです。
早朝や深夜のバイトはやりたがる人が少ない上に、「深夜割増」がつくので時給が高い傾向にあります。
効率よくたくさん稼ぎたい方は、積極的に狙うといいでしょう。
また、昼間に比べると忙しいケースが少なく、仕事内容が楽なところが多いです。
単発・登録制のバイト
- イベントスタッフ
- 交通調査
- 工場のライン作業
自分の都合に合わせて、働きたい時に働くパターンです。
本業の休みが不定期だったり、勤務可能な時間帯にバラツキがある方に人気があります。
ただ、勤務場所や仕事内容は毎回異なります。
勤務のたびに集合場所までの交通経路を調べる手間がかかりますし、慣れない仕事ばかりで疲れやすいデメリットがあります。
→ 派遣バイトの体験談(主婦)
→ ライブイベントの派遣バイト体験談
→ 東京ドームの派遣バイト体験談
自宅でできるバイト
- データ入力
- ライティング
- 翻訳
クラウドソーシングという形で、インターネット上で募集されている仕事に自分で応募して働くパターンです。
ただ、自宅でできるバイトは子育て中の主婦など、働きに出れない人の希望者が多いので倍率が高く時給も低めです。
翻訳やライティングの経験など専門スキルを持っている方にはオススメですが、それ以外の方は他のバイトを探したほうがいいでしょう。
誰でもできるデータ入力やライティングの仕事だけではフルで働いても月に数千円ほどだと考えてください。
会社にバレやすいバイトは?
副業を会社の人に知られたくない方は多いです。
そこで、会社にバレるのはどういう経路が考えられるか?
代表的な2パターンを紹介します。
- バイト中に会社や取引先の人に見つかる
- 市区町村から会社に送られる税金(住民税)の請求でバレる
バイト中に会社や取引先の人に見つかる
ひとつ目は、働いている最中の姿をモロに会社の人・取引先の関係者に見られるパターンです。
主に、コンビニや飲食店のホールなどお客様の前で接客する業種で起こります。
また、直接お客様と対面することがなくても人前で行う仕事なら常に危険はあります。
たとえば、警備や清掃業に応募して駅に配属された場合、関係者に見られる可能性は高いです。
見つかりたくなければ、居酒屋・ファミレスのキッチンや、スーパーの早朝品出しのような100%従業員のみの環境で働けるバイトを選ぶようにしてください。
→ 調理・キッチンのバイト実態!応募前に知っておきたい7つの知識
市区町村から会社に送られる税金(住民税)の請求でバレる
2つ目は、市区町村から会社に送られる住民税の請求金額からバレるパターンです。
住民税の金額は収入から算出されます。
なので、市区町村から送られてくる請求書の金額が、あなたの給料から計算した金額より高ければ、他に収入があるとわかってしまうのです。
こちらに関してもうまくバイト先の協力を得られれば、バレないように対策が可能です。
後ほど詳しく説明します。
副業でバイトするなら、バイト先の理解が必要
会社に副業がバレやすい2パターンに関してですが、どちらもバイト先に協力してもらえれば対策は可能です。
なので、バイトの面接では、
- 正社員の本業があること
- 本業には副業をしているとバレたくないこと
を必ず伝えて、配慮してくれそうなところで働くようにしてください。
いろいろ聞いてみて配慮してくれなさそうなら

とあなたと会社の情報を回収すれば、後々トラブルになる心配もありません。
副業だと、バイトは採用されにくい?
本業優先で働ける時間に限りがあるため、副業はバイトに採用されにくいと思い込んでいる人がいます。
しかし、実際には必ずしもそうとは限りません。
私は副業だと伝えた上で、問題なく1社目でバイトに採用されました。
個人的には、副業の人はむしろ有利だと思います。
と言うのも、私を採用してくれた店長さんは本業がある人を、
- 社会人としてのマナー・常識をわきまえている
- 本当にお金が必要なので一生懸命に働く
と驚くほど好意的に評価してくれていたからです。
副業だから採用されないと言う人は、自分の性格・態度に問題があると認めたくないだけです。
普通にやれば副業でも問題なく採用されるので、心配しすぎないでください。
副業でバイトするために必要な税金の知識
続いて、副業でバイトをするために覚えておくべき基本知識を紹介します。
副業する場合は、確定申告が必要
副業をする方は、会社で行う年末調整とは別に「確定申告」と言う税金の申告手続きを行わなければなりません。
確定申告は毎年2月16日〜3月15日の間の都合がいい日に、住んでる地域の税務署へ行けばやり方を教えてもらえます。
持ち物は、本業の会社とバイト先それぞれの「源泉徴収票」です。
バイト先での収入が年間20万円以上の場合、確定申告をやらないと「追徴課税」と言って本来の税金に延滞金が上乗せされて請求されます。
それでも払わなければ預金から強制的に差し押さえられるので逃げる術はありません。
→ バイトの税金を簡単解説!確定申告は必要?源泉徴収・年末調整って何?
確定申告をしなければ会社にバレない?
確定申告をしなければ本業の会社にバレないと思っている人がいますが、そうではありません。
アルバイト先の会社は市役所に対して給与支払い報告書を提出する義務があります。
そして、アルバイト先からの給与を確認した市役所は本業の会社にアルバイト分の住民税も併せて請求します。
ここでアルバイトはバレます。
確定申告をすれば、会社にバレない?
かと言って確定申告をすれば会社にバレないかと言うと、それも違います。
普通に確定申告すれば普通にバレます。
と言うのも、本業の会社にバイト分を合わせた住民税の請求をするのは、確定申告をしてもしなくても変わらないからです。
しかし、ここでアルバイト先の協力を得られるなら事情は少し変わります。
アルバイト先の協力とは、源泉徴収票の中で「給与」と書いてある箇所を「報酬」と記載してもらうことです。
給料も報酬も同じようなものじゃないかと思うかもしれませんが、税金の処理においては区別されています。
住民税の徴収方法には「特別徴収(給料から天引き)」と「普通徴収(自宅に納付書を送付)」の2種類があります。
しかし、「給与」扱いでは「普通徴収」は選べません。
そこで、「普通徴収」を選べる「報酬」と言うことにしてもらうのです。
「普通徴収」であれば本業の会社にバレることはありません。
ただ、注意が必要なのはまれに「報酬」として申告しても、税務署で「給与」と認定されるケースがあります。
市区町村にしてみれば、自宅に納付書を送って振り込んでもらうより、会社に請求して給与から天引きしてもらった方が確実に徴収できますから。
そうなれば、本業の会社にバイト分を含めた住民税の請求が行きバレる可能性は出てきます。
こうなってしまったら運が悪かったと諦めるしかありません。
日払いでもバレる
ちなみに、日払いだとバレないという人もいますが、日払いでも会社は国に給料を支払ったと報告する義務があるのでバレる可能性はあります。
バレてないとしたら、運良く会社で税務をやっている人が書類をちゃんと確認していない、または黙認してくれてるだけです。
会社に副業がバレたらクビになる?
万が一、会社に副業がバレたらどうなるのか?
クビになるかどうかは、どんなバイトをしていて、本業にどの程度支障があったかによります。
そもそも会社が副業を禁止するのは、本業に支障が出るのを心配しているからです。
本業に支障が出ていなければ注意を受ける程度で済む可能性が高いです。
一方、
- ライバル・競合企業でのバイト
- 疲れすぎや寝不足で本業に支障があった
- 水商売など本業のイメージ悪化につながる
こうしたバイトをやっていたら、クビになっても文句は言えません。
ちなみに、裁判では就業規則は就業中のことを記載するもので、勤務時間外のことを縛るものではないとする判決があります。
つまり、本業に支障がない副業であれば、たとえ副業禁止規定があってもクビにはできません。
クビにされても裁判すれば勝てる見込みがあります。
最後に
生活のために副業をするのは、やむを得ないことでしょう。
しかし、やるからには会社にバレてもダメージが最小になる準備をしておく必要があります。
社会はルール一辺倒で動いているわけではありません。
副業がバレても会社にとって必要な人材であれば、そう簡単にはクビにされたりしません。
万が一、バレても大目に見てもらえるよう、上司や同僚と良好な関係を築き、本業に支障が出ないよう心がけてください。
そうしておけば、副業がバレても黙認してもらえたり、場合によっては公認が得られる可能性もあります。