「ヤバい!!!バイトに間に合わない!!!」
寝坊や電車に乗り損ねた時は、誰もが焦りますしパニックになります。
どんなに頑張っても間に合わない、バイトに遅刻が確定ですからね。
しかし、焦ったところで状況はよくなりません。
やってしまったことは仕方ないので、まずは落ち着いて、どうリカバリーするかに意識を切り替えていきましょう。
このページでお話すること
バイトで遅刻しそうな時にやるべき行動
まずは連絡
バイトにギリギリ間に合いそうでも、シフト終了時刻が過ぎていてもとにかくバイト先に電話しましょう。
バイト先の電話番号がわからないなら、スマホで検索して調べてください。
怒られそうで連絡するのが怖いかもしれませんが、連絡しないとよりあなたの立場は悪くなります。
遅刻の理由は考えなくて構いません。
バイト先の人にとっては、あなたが遅れる理由より「いつ来るのか?来ないのか?」の方がはるかに重要です。
あなたが来ないなら、代わりを呼ばないとお店が回りませんからね。
それが電話を1本入れるだけで、バイト先の人はその場で代わりを呼ぶかどうか決めることができます。
「もうちょっと待つか?いや、もう代わりを探すか?」と迷うことがなくなるので、精神的にも余裕が持てます。
失敗しない人はいませんが、その後のリカバリー対応は人によって様々です。
トラブルが起こった時にこそ人の本性は出やすいので、キチンとリカバリーができると「人間的にちゃんとしている」と信頼度がアップすることすらあります。
電話をするのは怖いかもしれませんが、あなたにとってもバイト先にとっても電話をした方が100%いい結果が得られます。
勇気を持って電話してください。
ちなみに、メールやLINEは気づかない可能性がありますし、やりとりに時間がかかるのでNGです。
電話をかけましょう。
電話したら何て言われる?
電話をかけた時の反応には2パターンあります。
- 遅れるのはわかったから、すぐに来て
- 〇〇さんに代わりに来てもらったから、今日は来なくて大丈夫だよ
今すぐ来てと言われた場合
今すぐ来てと言われた時は、すぐに準備してバイト先へ行きましょう。
そして、仕事場に入ったらその時お店にいる一番偉い人に「遅れてすみませんでした、すぐ準備します」とひとこと謝ってすぐに働きます。
他のバイト・パートさんには、手の空いているタイミングを見計らって「遅れてすみませんでした」と謝ってください。
今日は来なくて大丈夫と言われた場合
今日は来なくて大丈夫と言われたら、次回バイトに行った時にお店の責任者さんと、行けなかった日時にバイトに入っていた方へ謝ってください。
やってしまったことは仕方ないので、職場に行ったら真面目に頑張って働きましょう。
仕事ぶりでリカバリーです。
そして、仕事が終わったら、二度と繰り返さないようにどう対策するか伝えます。

もう電車に乗り遅れることがないよう、今後は5分早く家を出ることにします。
と言った感じです。
再発防止策を伝えると、「本当に反省して、自分なりに繰り返さないよう考えているな」と思ってもらえることが多いです。
遅刻したらクビになる?
普段、バイトで真面目に働いている人ほど「遅刻したらクビになるのでは?」と心配しがちです。
しかし、1回だけの遅刻でクビになることはありません。
連続で2回・3回と繰り返していたらわかりませんけどね。
ごく稀に、1回だけの遅刻でクビにされたと言う人がいますが、それは遅刻だけが原因ではなく日頃の態度・仕事ぶりをあまり良く思われていなかったからです。
仕事のミスや態度は指導者にも責任がありクビにできないので、100%その人に責任がある「遅刻」という口実でクビにしたという話です。
逆に、普段の仕事ぶりに問題がないのに1回だけでクビにされるなら、それは労働契約法16条の解雇権濫用とみなされる可能性が高く労働基準監督署に相談すれば解雇無効にしてもらえるかもしれません。
個人的には、1回だけでクビにされる職場はまともなところじゃないので、クビにされずとも自分から辞めた方がいいと思います。
遅刻したら罰金・ペナルティってある?
遅刻して罰金・ペナルティも基本的にはありません。
遅刻して働けなかった時間分の時給がもらえないだけです。
法律上は労働基準法91条で、1回につき1日の平均賃金の半額まで、総額で1か月の賃金の10%までの制裁減給が認められていますが、実際に課すバイト先は滅多にないです。
就業規則で、労働者に対して減給の制裁を定める場合においては、その減給は、一回の額が平均賃金の一日分の半額を超え、総額が一賃金支払期における賃金の総額の十分の一を超えてはならない。
無断欠勤したらどうなる?
もし、電話する勇気がどうしても出なくて無断欠勤した場合はより立場と印象が悪くなります。
バイト先から連絡が来るのを待つよりは自分から連絡した方がいいですが、全て終わってしまった後だとリカバリーする余地は少ないです。
一生懸命に謝って、今後の仕事ぶりで少しずつ信頼を回復していくしかありません。
嘘をついて休むのはアリ?
体調不良などの嘘をついて休むのは、バレない限り有効です。
しかし、バレたら無断欠勤の比ではないくらい信頼を失いますから、そのリスクを踏まえた上で判断してください。
個人的には嘘をついて休むより、正直になるべく早く連絡した方がいいと思います。
遅刻癖があってクビになりそう。遅刻しない対策はない?
寝坊しがちな人は、単純に睡眠時間が足りていません。
多くの人の本来必要な睡眠時間は7〜8時間です。
1日とか2日程度なら5〜6時間しか眠らない日があっても問題ないですが、毎日5〜6時間睡眠を続けていたら慢性的な睡眠不足になり、身体が強制的に睡眠を取ろうとします。
だから、目覚ましをかけても気がつかないし、目が覚めたところでそのまま二度寝してしまうのです。
無意識の身体の作用なので、意思の力でどうこうすることはできません。
夜の寝る時間を早くして、7〜8時間は睡眠を取るようにしてください。
そうすれば寝坊の問題は必ず解決します。
最後に
何も問題がないところで、キチンとした対応をすることは簡単です。
一方、問題・トラブルが起こると人は自分を守りたくなり、キチンとした対応をするのは難しいです。
しかし、だからこそトラブルが起こった時にちゃんとできる人は信頼できる人と認めてもらえます。
失敗はある意味チャンスです。
怖いかもしれませんが、自分を守る誘惑に負けずバイト先への迷惑を最小にするために動いてください。
そうすれば失敗は必ず挽回できます。
あなたの健闘を応援しています。