「バイトに採用されたけど、やっぱり辞退したい」
様々な事情で、バイトに採用されたけど辞退する人は少なからずいます。
しかし、せっかく採用してくれたバイト先に気兼ねしたり、怒られないか心配で、なかなか連絡できなかったり「少し働いてから辞めた方がいいのかな?」なんて方も多いかと思います。
そこで、このページでは採用辞退について採用担当者はどう感じるのかから、具体的なやり方、バイト先への迷惑を最小限に抑えるポイントを紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
このページでお話すること
バイト先は採用辞退を仕方ないものと考えている
まず、採用辞退は失礼・迷惑な行為かどうかですが、
- 面接結果の連絡を受ける前に断るならセーフ
- 面接結果の連絡で断るのはグレー
- 採用連絡を受けた後で断るのはアウト
です。
面接は、バイト先があなたを評価する場であるとともにあなたがバイト先を評価する場でもあります。
なので、面接を受けた印象でやっぱり辞めるのは正当な行為で問題ありません。
しかし、一度採用を受け入れたならバイト先は制服を用意したり、仕事を教えるためにシフトを調整したり、準備を始めます。
「やっぱり辞める」と言われるのは、正直迷惑です。
ただ、そうは言っても働きたくない人を無理に働かせることもできないので、仕方ないと割り切っています。
10人採用すると1〜2人は、採用後に辞めると連絡があるので慣れていると言ってもいいでしょう。
それに、採用〜働き始めるまでに辞退されるのは、働き始めてすぐ辞められることに比べればマシです。
働き始めた後なら、戦力になっていなくても給料を支払わないといけないし、指導する人も必要です。
また、入社・退社の事務手続きも発生します。
それがない分、働き始めた後に辞められるより、入社前に辞退してくれたほうが被害は少ないと言えます。
バイトの採用を辞退しても、制服代や損害賠償の請求はされない
一度採用を受けた後に辞退しても契約違反として罰金や制服代を請求されることはありません。
ほとんどの場合は、怒られることすらなく「ああ、そうなの残念だけど仕方ないね」くらいで終わります。
お店の人も忙しいですから。
また、万が一断られた腹いせや嫌がらせで請求してくる人がいたとしても、あなたに払う義務はないので無視して大丈夫です。
裁判するとか言われても実際に裁判する手間や費用を考えると割に合わないので100%ありません。
ただの嫌がらせに過ぎないです。
多少ビックリして傷つくかもしれませんが、そういった上司のもとで働lくことに比べれば辞退しておいてよかったと思えるでしょう。
失礼・迷惑を最小限に抑える断りかたは?
バイト先への失礼・迷惑を最小限にしたいなら少しでも早く連絡を入れてください。
あなたが採用を受け入れたら、バイト先はあなたの入社準備を進め始めます。
「制服を発注したり、タイムカードを用意したり、シフトを組み直したり・・・」
それが、採用を辞退するとなったら、一度進めた入社手続きを取りやめる必要もありますし、あなたの代わりを探す必要も出てきます。
早く連絡すれば、不採用にするつもりだった他の応募者を代わりに採用できるかもしれません。
連絡する時間帯は、営業時間内ならいつでも大丈夫です。
本来ならお店が忙しい時間は遠慮すべきですが先々のことを考えると忙しい時間帯でも連絡してもらえた方がありがたいです。
メールアドレスがわかるなら、メールで連絡しても構いません。
採用辞退の連絡をするときの流れ(電話編)
まずは、電話でのやり取り例から紹介します。
ーーーあなたからバイト先に電話をかける








ーーー採用担当者が電話を切った後で、電話を切る
辞退の連絡を入れる電話番号は、求人媒体に書いてある番号でも構いませんが、採用の連絡があった番号にかけた方が採用担当者に繋がりやすいです。
採用担当者さんが不在の時は、
- 採用辞退したい旨
- 後ほど改めて連絡します
の2点を伝言してくれるようお願いしておきましょう。
そして、翌日くらいに改めて連絡して、採用担当者さん本人に辞退の旨を伝えるのがベストです。
採用辞退の連絡をするときの流れ(メール編)
続いて、メールで辞退する場合の流れです。
まずはお店のメールアドレスに、次のような内容を送信します。
件名:アルバイト採用辞退の連絡
〇〇店 採用担当者様
こんにちは、アルバイトの採用連絡をいただいたイワミです。
誠に申し訳ないのですが、家庭の事情でアルバイトができなくなってしまい、採用を辞退させていただこうと思います。
せっかく御時間を頂いたのに申し訳ありません。
お店からは返信がある場合と、ない場合があると思います。
返信があった時は、さらに返信すべきか迷うかもしれませんが、特に返信しなくて大丈夫です。
採用辞退するときの「理由」は何がいいのか?
採用辞退する際に、納得してもらいやすい理由は何なのか?
一番無難なのは「都合が悪くなった」「家庭の事情」など少しぼやかした言い方です。
特に未成年の場合は「親に反対されている」と言うと、お店は保護者が反対している以上は何も言えないので突っ込まれたりしません。
「他に応募していた先で働くことになった」は採用を受ける前ならOKですが、採用を受けた後だと「それなら、なぜウチの採用を一度受けたんだ」と怒ってくるバイト先があります。
怒られたりトラブルを避けたいなら、「都合が悪くなった」「家庭の事情」など少しぼやかした曖昧な伝え方をして、突っ込んでくるようなら「詳しくは言えませんが、どうしても無理なので」で電話を切って構いません。
相手はただ不満をぶつけたいだけです。
マトモに対応してもお互い気分が悪くなるのでサラッと伝えて身を引きましょう。
採用辞退の取り消し(撤回)はできる?
一度採用を辞退したけど、やっぱり働きたいと言うこと自体は可能です。
ただ、働かせてもらえるか否かは50%くらいでしょう。
慢性的に人手が足りていない店では歓迎されますが、あなたの代わりに他の人を採用していたり、誰も採用していなくても「言うことがコロコロ変わる扱いにくい奴」と考え敬遠する人もいるからです。
「辞退すると言ったり、やっぱり働きたいと言ったり、自分勝手と思わない?」など文句を言われたり、働き始めてからも信用してもらいにくいので、個人的には別のバイトに応募した方がいいかと思います。
→ 【条件別】バイト探しのコツと注意点!まずは希望条件を固めることから
→ 【バイトの選び方】働いてみてわかった!絶対重視すべき7つの基準と1つの決め手
最後に
採用された後に辞退する行為は、自分に非があるのが明らかなので、気後れして連絡を伸ばし伸ばしにしてしまいがちです。
しかし、後回しにすればするほどお店の被る迷惑は大きくなりますし、あなたが怒られたり文句を言われる確率も上がります。
そして何より、あなた自身、辞退の連絡をしなきゃと気にかかっている状態が不安で落ち着かないでしょう。
勇気はいるかもしれませんが、採用辞退の連絡をしても、ほとんどの場合は怒られることなくアッサリと終わります。
どうせ断らなきゃいけないのですから、今から連絡してスッキリしませんか?