「バイトに落ちてショック!!」
面接に手応えがあってもなくても、不採用の現実を突きつけられると傷つきますし落ち込みますよね。
「バイトすら受からない自分はダメ人間なんじゃないか・・・?」
しかし、実際のところバイトに落ちるのはあなたの人柄が悪いからではありません。
そもそも、10分や20分で人を判断することなんて出来ません。
どこの採用担当者も「この子は絶対に使える!」と思って採用した人がダメダメだったり、「微妙だけど人手が足りないから・・・」と採用したらめちゃくちゃ使える人だったりという経験を必ずしています。
面接で受かるためのスキルと、実際に仕事をするために必要なスキルは別物です。
そして面接で受かるためのスキルは簡単に身につけることができます。
このページでは、今回の反省を活かし、次こそは採用されるため、
- よくある落とされる原因
- 面接で受かるためのスキルとは何か?
- 再応募で採用される可能性
- 採用されやすいバイトの見つけかた
などを紹介していきます。
ぜひ、参考にしてください。
このページでお話すること
よくあるバイト不採用の理由
バイトで不採用になる理由は、大きく分けて4つしかありません。
- 条件が合わない(働ける時間帯・希望ポジション等)
- コミュニケーションが取れない(質問と回答がズレている)
- 他にもっといい応募者がいた(倍率が高かった)
- 服装・態度が常識に欠ける
条件が合わない(働ける時間帯・希望ポジション等)
採用されるにはあなたの出れる日数・時間帯・希望職種が、バイト先の求めている出勤日数・時間帯・募集職種と合致している必要があります。
たとえば、バイト先が23:00まで働ける人が欲しい場合、あなたが21:00までしか働けないのであれば採用は難しいかもしれません。
また、キッチンが足りなくて募集しているのに、ホール希望で応募されると断らざるを得ません。
他には、長期の募集で1年以上は働いて欲しい求人に、3ヶ月とか半年しか働けない人から応募があっても採用はできません。
採用した以上は、定期的にシフトに入れなくてはならないので、どんなに魅力的な人物でも条件が合わない限り採用できないのです。
逆に言うと、バイト先にとって一番ありがたい人物は、会社の都合に合わせて柔軟に出勤日・出勤時間・ポジションを変えてくれる人です。
何か譲れない条件があったとしても、他の自分が融通できる点をアピールすれば採用される可能性は十分あります。
たとえば、私は大学4年の夏頃、卒業まで残り半年ちょっとと長期バイトに応募するには不利な状態でバイト探しをしました。
案の定、3回ほどは落とされましたが、4回目はしっかり採用されました。
私がアピールしたのは働ける日数・時間帯に融通が効くと言うことです。
すでにサークルも辞め、卒業に必要な単位はほぼ取り終えていたので「出勤日数・出勤時間帯はいつでも大丈夫ですし、急な呼び出しにも基本的には対応できます」と毎回アピールしていました。
結果、子どもがよく熱を出して急に休むパートさんに困っていた飲食店から「本来なら採用しないけど、代理で出勤できるなら」と採用してもらうことができました。
おかげで、しょっちゅう呼び出されるハメになりましたが、不利な条件の中、うまくバイトに採用してもらえたと思います。
条件の合う合わないは、運やタイミングの問題に過ぎません。
それで不採用となるのは、あなたが悪いわけでもバイトの募集先が悪いわけでもありません。
条件が厳しい場合は、どんなに魅力的な人でも不採用が続きますが、自信を失う必要はなく、淡々と他のバイトに応募して行きましょう。
不採用が多い場合は、同時に2〜3つのバイトへ複数応募するのもいいと思います。
コミュニケーションが取れない(質問と回答がズレている)
「条件的には悪くないはずだし、ハキハキと質問に答えれたと思う。採用されない理由がわからない」
そういった方に多いのが、実はコミュニケーションが取れていないパターンです。
ここで言うコミュニケーションが取れてないと言うのは質問に対して回答がズレている。
つまり、面接官の知りたいことが回答からわからないと言うことです。
たとえば、「週にどれくらい働けますか?」と聞かれて「たくさん働きたいです」と元気よく答える人がいます。
面接官は「シフトに入れる日は週に何日くらいで、入れない日はあるのか?」と言う「限度」を知りたいのですが、この回答から限度を知ることはできません。
「たくさん働きたい」と言うのは、「希望」です。
「週にどのくらい働きたいか?」と聞かれたなら「たくさん働きたい」で合っていますが、「週にどれくらい働けるか?」と言う質問にはズレた回答と言えます。
「週にどれくらい働けるか?」と「週にどのくらい働きたいか?」は日本語として似ているけど、質問の意図は違っています。
このように、質問にちゃんと答えたつもりでも、実は質問の意図を勘違いして答えてしまうバイト応募者はかなり多いです。
特に、
- ハキハキ喋らなきゃ
- 相手の目を見て話さなきゃ
など、表面的な「見栄え」にばかり意識を向けている人は注意してください。
面接官の質問を聞いているつもりでも、意識が行き届いておらず勘違いしてズレた回答をしがちです。
面接で緊張するのは当たり前ですし、別にハキハキ喋らなくても声が小さすぎて聞こえないとかじゃなければ大丈夫です。
それよりも、よく質問や話を聞いて「面接官が知りたいことは何か?」にキチンと答えた方が採用の確率は上がります。
他にもっといい応募者がいた(倍率が高かった)
3つ目は、あなたの他にも応募者がいてその人の方が働く条件がよかったとか面接のスキルが高かった場合です。
バイトの求人は応募者が1人だけだと「その人を採用するか・しないか」の問題なので、お店の求める最低条件を満たしていれば採用されます。
つまり、面接官に「好印象」を持ってもらう必要はありません。
「普通」とか「やや頼りないかもな〜」くらいでも十分です。
一方、複数人の応募者がいた場合は「誰を採用するか?」、条件や印象を他の人と比べて相対的に評価されるようになります。
特にスタバのような倍率の高いバイト求人では、1人の採用枠に10人とか20人の応募者がいるわけで「普通」とか「良い」程度では採用されません。
「応募者の中で、この人が1番!」と思われないとダメなのです。
だから、いくら面接でノーミスだったりお店の人に「前向きに考えます」と言われても、採用担当者が後から行った面接でより好印象な応募者を見つけた場合、不採用となってしまいます。
後ほど、倍率の低いバイトを見つけるためのコツを紹介するので、バイトに落ち続けている方は一度チェックしてみてください。
服装・態度が常識に欠ける
最後は、ネットでバイトについて調べる人はほぼ心配ないと思います。
- 履歴書が1行とか空欄だらけ
- ジャージやスウェットなど部屋着で面接に行く
- 面接に連絡なく遅刻する
- ため口で質問に答える
こうした、どう考えても常識・マナーがなってないために落とされるパターンです。
→ バイト面接の身だしなみ(服装・髪色・化粧・カバン)!NGとOKのラインを具体的に解説!
ただ、勘違いして欲しくないのは服装・態度は相当酷い人しか減点されないと言うことです。
- ほとんど敬語で喋っていたけど、1度だけ思わずため口が出てしまった
- ジーパンとTシャツで面接に行った
- 何度も言い間違い、聞き間違いをしてしまった
この程度の失敗は全くマイナスにはなりません。
バイトに応募してくる人の多くは、社会経験が多くないのは採用担当者も十分わかっています。
社会人としてのマナーを完璧に求められたりはしません。
不採用の原因と思いがちだが、関係ないこと
続いて、多くの人が不採用の原因じゃないかと疑うけど、実は全く関係のない要素について説明します。
見た目(可愛くない、太っている等)は関係ない
なかなかバイトに受からない人の中には、
- ブスだから
- 太っているから
など、見た目に原因を求めるケースがあります。
確かに、見た目の影響はゼロではないでしょう。
ホストやメイド喫茶のように、見た目で売り上げが左右される業種では大切かもしれません。
しかし、飲食店や物を売る店のバイトでは大きく不利になったりしません。
むしろ、美人やイケメンの方がバイト同士で恋のバトルが発生して険悪な空気になったり、ストーカー気質のお客さんに目をつけられて、すぐ辞めてしまう等のトラブルが発生しがちで敬遠されます。
人は自分は悪くない、できることをやっていると思い込みたいので、自分がすぐに変えられない顔や体型のせいにしたいだけです。
これは悪いわけではなく、人として当たり前の心理です。
ただ、それを知っておけば、見た目のせいにすることなく本当の原因に目を向けられると考え紹介しました。
落ちたバイト求人に再応募して、採用の可能性はあるか?
再応募で採用される可能性はあります。
ただし、当然ですが「落とされた原因の改善」がない限り採用はあり得ません。
面接官は一度面接した相手を覚えていることも多く「一度不採用にした」というマイナスイメージからのスタートになりますが、どうしても諦められないなら「落とされた原因を改善できた!」と確信した後で再挑戦してください。
ちなみに、「どうしてもそのバイトをやりたい」という人は「熱意・やる気」ばかりアピールする傾向にありますが、多くの場合、お店の都合や採用担当者の求めるものを想像できない「面倒な人」として嫌われやすいので気をつけてください。
「とにかく好きだ!わかってくれ!」と自分の気持ちを押し付けることしかしないストーカーに似ていると言えば、何となく伝わるでしょうか。
熱意が伝わるというのは、幻想です。
自分を採用する具体的なメリットを提案できない人に、気休めを与える言葉なので、真に受けると余計に状況は悪化してしまいます。
心地よい幻想にすがりつく方が楽ですが、厳しい現実に目を向けた方がはるかに良い結果を得られますよ。
再応募に関しては、以下のページに詳しく書いているので参考にしてください。
なかなか受からない連敗中の方へのアドバイス
バイト面接に5連敗、10連敗となかなか受からない人は、まず競争率の低いバイトに応募してみてはどうでしょうか?
競争率の低いバイトを見つけるためのポイントは以下です。
- 時給が高くない
- いつもバイト求人が出ている(人材不足)
- イメージが悪い(汚そう、大変そう)
他には、求人情報誌に掲載されているバイトではなく、お店の貼り紙などで募集されているバイトに応募するという手もあります。
Webのバイト求人サイトや、駅に置いてるタウンワーク等のフリーペーパーは、バイトを探そうと考えた人が最初に見る媒体なので応募者が多く、倍率は高くなりやすいです。
一方で、お店の貼り紙はそのお店に行った人しか見ませんし、その中でバイトを探している人はごく一部です。
必然的に応募者は少なく、あなたと同じタイミングで応募する人はほぼゼロといっていいでしょう。
ライバルがいなければ、採用・不採用はあなたがお店の求める最低条件をクリアしているか否かだけの問題です。
採用される確率はグンと上がります。
→ バイトが見つからない方へ!求人サイト以外の6つのバイトの探し方!
最後に
バイトに落とされたからと言って気にする必要はありません。
何事も最初からうまくできる人はいませんから。
自転車に最初から乗れる人はいないけど、何度も転びながら練習すれば誰でも乗れるようになるのと同じです。
バイト面接も最初はなかなか採用されないかもしれませんが何度も受けていたら次第に採用されるためのコツが掴めて来ます。
採用されるコツがつかめて来たら、たとえ落とされても「私を採用しないなんてもったいない。アホな会社やな。」くらいに思えるので心配しないでください。
それに、バイト面接の採用・不採用は、運やタイミングの要素も大きいです。
運の要素のひとつには、採用担当者がダメだというパターンもあります。
面接のスキルと同じように、いい人を採用するにもスキルが必要です。
スキルのない採用担当者は、何度やっても仕事が出来る人を採用できず、微妙な人ばっか採用して「いい人が来ない」と嘆いています。
不採用が何度か続くと落ち込むこともありますが、諦めずに応募していれば必ず採用してくれるバイト先はあります。
落ち込んでいる暇があるなら、とりあえず次のバイト求人を探して応募しましょう。
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