- バイト選びの基準がわからない
- 候補は絞ったけど、どれに応募するか迷っている
- バイト選びで失敗したくない
このページでは、そうしたバイト選びで困っている方に向けて、応募先を決める際に重視すべき7つの基準と、最も大切な決め手を紹介したいと思います。
いろんな方へのアンケートと、バイト歴6年(大学時代&フリーター)の私自身の経験を元にお話させていただくので、ぜひ参考にしてみてください。
このページでお話すること
バイト選びで重視すべき7つの基準
はじめに、バイト選びで重視すべき7つの基準を紹介します。
上の方にある基準ほど、応募前でもチェックしやすく、星の数が多いほど重要な基準です。
- 家からの距離・通勤時間 重要度 ☆☆☆☆☆
- 時給の高さ 重要度 ☆☆☆
- 業種や仕事内容への興味・関心 重要度 ☆☆
- シフトに融通が効くか? 重要度 ☆☆☆☆
- 職場の雰囲気・人間関係 重要度 ☆☆☆
- 仕事のキツさ、楽さ 重要度 ☆
- 彼女・彼氏・友達の作りやすさ 重要度 ☆
家からの距離・通勤時間
重要度 ☆☆☆☆☆
自宅からの距離は、バイト選びの最終的な決め手とする人が多い基準です。
家から近い職場だと、雨や雪の日でも行き帰りしやすく、ストレスが少ないです。
台風が来てたり、風邪気味の時なんかは、家が近くて本当によかったと思います。
また、単純に時間の節約にもなるので、バイトの前後に予定を入れたり、私生活に費やせる時間が増えます。
家の近く徒歩5分で行ける職場と、片道35分かかる職場を比べると、1回出勤するたびに往復で1時間も差が出てきます。
移動時間もバイトの拘束時間と考えると大きな違いですよね。
時給950円で働いているなら、同じだけの時間を無料で移動に費やしているんですから。
一方、家から遠い職場を選ぶと心配事やトラブルも増えます。
たとえば、学校や部活が長引いて遅刻しやすかったり、時間ギリギリで焦っていて事故に合う人もいます。
トラブルで言えば、求人に交通費支給と書いてあっても距離や金額に制限があり、応募してみると支給対象外であったり、制限を超えた分を自腹で賄わないといけない時もあります。
個人的には、バイト先まで20分以上かかる職場は最初から考えないようにしています。
時給の高さ
重要度 ☆☆☆
時給の高さは、たくさん稼ぎたい人には重要な基準です。
社会経験やスキル獲得が目的なら、重視する必要はなく、自宅からの距離や自分の興味・関心を優先してバイトを選んでください。
時給の高いバイトは、
- 人気がない
- 仕事がキツい
などの理由で、人が集まりにくいことが多いです。
それを補うために、時給を高く設定して応募者の獲得を狙っています。
楽で楽しくて時給の高いバイトがあれば最高なんですが、なかなかうまい話はありません。
→ バイトの給料事情を徹底解説!よくあるトラブルと対処方法も!
業種や仕事内容への興味・関心
重要度 ☆☆☆☆
- パン屋の店員に憧れていた
- 居酒屋のキッチンで酒のつまみを作れるようになりたい
など、その仕事に興味がある場合は、家からの距離や時給よりも興味・関心を重視してバイトを選んでください。
「好きこそものの上手なれ」という言葉がある通り、好きなものなら多少キツくて条件が悪くても頑張れるものです。
それに、言い方は悪いかもしれませんが所詮バイトという面もあります。
「働いてみたら思ってたのと違った」
そんな時は辞めてまた別のバイトを探せばいいのです。
バイトが初めての人は難しく考えがちですが、正社員とは違って簡単に働いたり辞めたりできるのはバイトのメリットです。
やりたい業種・職種があるなら、家から遠かったり、時給が安くても、まずはそこへ応募してみるといいでしょう。
→ 【店名・会社名】人気バイトの口コミ・体験談【300社以上】
→ 【業種】人気バイトの口コミ・体験談【全50業種】
シフトに融通が効くか?
重要度 ☆☆☆☆
シフトとはバイトに入る日や時間がいつか?というスケジュールのことです。
シフトに融通が効く(自分の希望する日時で働ける)かどうかは、授業や部活がある高校生・大学生にとってかなり重要になってきます。
もし、授業や部活とバイトが重なってしまうと、どちらかを諦めないといけませんから。
しかし、シフトに融通が効くかどうかは、実際に働かないとわかりません。
→ 【基礎】バイトのシフト管理!よくある悩みとトラブルへの対処方法!
電話で問い合わせれば、シフトが決まるシステムくらいは教えてもらえるかもしれませんが、友達が働いているとかでないと、応募前にチェックするのはとても難しいです。
Googleで「会社名 バイト シフト」と検索すると口コミ・評判から大まかに確認できますが、店舗や店長ごとに異なる場合もあり正確なところはわかりません。
シフトは重要な基準ですが、確認する方法がないため、バイト選びの際は気にしないことをオススメします。
働ける時間に制限がある人は、候補を1つに絞らず3〜4つくらい同時に応募して、面接で条件を伝えて店長に判断してもらいましょう。
もし働けるのであれば採用されますし、無理そうなら不採用になります。
条件が合わなくて不採用になるのは、あなたの人柄や性格が否定されたわけではないので、特に恥ずかしいことではありませんから。
職場の雰囲気・人間関係
重要度 ☆☆☆
職場の雰囲気や人間関係は働きやすさやに直結します。
バイト先候補のお店へ実際に行って、働いている店員さんやスタッフさんの様子をチェックしてみてください。
「自分が馴染めそうだな」
「スタッフさんと気が合いそうだな」
と感じた職場を選ぶと楽しく働くことができるでしょう。
ただ、お店に実際に行く必要があり調べるのに手間がかかります。
どこを選ぶか決め手にかける時、試してみるといいかもしれません。
彼女・彼氏の作りやすさ
重要度 ☆
バイト先で異性との出会いを求める人は、男女比の偏りが大きいバイトを選ぶことをオススメします。
男性であれば、女性が多い、
- カフェ・喫茶店
- パン屋
- ケーキ屋・アイスクリーム店
- スーパーのレジ
女性であれば、男性が多い
- 引越し・運送業者
- 警備員
などがオススメです。
コンビニや居酒屋、カラオケ、ファーストフード店など、男女比が同じくらいのバイト先でも出会いはありますが、異性の数は少ない上にライバルも増えます。
そうなると、どうしても可愛い女性やカッコいい男性に人気が集まるので、恋愛経験が多くない普通の人は彼氏・彼女を作れません。
異性が多いバイト先に会えて飛び込むことで選択肢は増え、強いライバルがいないので自分を選んでもらえる確率も上がります。
仕事のキツさ、楽さ
重要度 ☆
仕事のキツさ・楽さを重視する人は多いですが、実際のところ人によって相性もあるのでやってみないとわかりません。
たとえば、
- 楽な仕事がいいと思ってバイトを選んだら、暇すぎて逆に辛い
- キツそうで自分にできるか不安だったけど、やってみたら時間が経つのは早いし、疲れるけど充実感があって心地いい
など、応募前には全く想像してなかった感想を持つことも多いです。
特にバイトが初めての人にとって、仕事の大変さは気になるところですが、あまり気にしないことをオススメします。
応募先に迷った時、最後の決め手は?
先ほども少し紹介しましたが、どの職場がいいか迷った時は、「一度それぞれのお店に行って、雰囲気や働いている人を見てみる」といいでしょう。
求人情報や条件を比較して決めれないなら、実際にお店に行って求人情報からはわからない点で比べてみるのです。
職場での人間関係がよければ、多少大変でも楽しく働くことができますし、人間関係が悪ければ楽な仕事でも居心地が悪いです。
飲食店やコンビニなんかだと、店員さんはネームプレートを付けているので、運がよければ「店長」さんを直接見ることができるかもしれません。
そこで、店長さんが親切そうで人当たりがよければ働きやすい可能性が高いですし、意地悪そうでバイトへの指示が乱暴なら止めておくべきでしょう。
ちなみに、一度お店に行ってお店の好きな点をチェックしておくと、志望動機に「お店の雰囲気が好きで働きたいと思った」と書くことができますし、面接の際に、
- 好きなメニューは?
- どんなところがいいと思った
などと質問されても、スムーズに回答できます。
それでも決められない時は、複数のバイト求人に応募する
バイト先を決めきれない時は候補の求人すべてに応募してしまうのもアリです。
面接では、求人案内に書いてない仕事の詳しい内容や、シフトの決め方も説明されます。
自分の望んでいる条件で働けるかや、店長さんの雰囲気も確認できるので、働き始めてからのミスマッチも小さくなります。
「複数応募なんてしていいの?」と感じる人もいるかもしれませんが、全く問題ありません。
面接は、あなたとお店がお互いに評価し合う場です。
お店が応募者を不採用にするように、あなたが面接の印象でお店を不採用にするのも自然なことです。
むしろお店にとっても、あなたが面接で「条件が合わなさそうに感じた」けど無理して働いて、バイトを始めた後に「やっぱり無理」と辞められる方が迷惑です。
複数のバイト先から内定をもらった時は、辞退するお店にメールや電話で「他に応募していた先でバイトが決まったので、辞退させてください」と言うことだけ忘れないようにしてください。
→ バイト面接を辞退する時の流れとキャンセルの注意点
→ 失礼・迷惑を最小限に!バイト採用辞退のやり方!【メール&電話】
最後に
以上を簡単にまとめると、次のように言えます。
- やりたいバイトがあるなら、多少家から遠かったり時給が低くても応募すべき
- やりたい仕事がないなら、時給が低くても家から近いバイトを選ぶ
- 応募先を決めきれない時は、実際にお店に行って雰囲気を確認し、働いている店員さんと気が合いそうなバイトを選ぶ
- それでもバイトを決められない時は、候補の2〜3店すべての求人に応募する
実際のところ、バイトはやってみないとわからないことの方が多いです。
いいバイトに当たるかどうかは運次第!
悪いバイトに当たればすぐ辞めればいいだけです。(どこの職場でも2〜3日で辞める人は一定数います)
あまり難しく考えずに、思い切って応募してみましょう。
悩んでいる時間は、ハッキリ言って無駄ですよ。
悩んでいてもバイト先がいい所か悪い所かわかりませんが、応募すれば必ずわかりますから。
→ 【バイトWeb応募】ネット応募〜面接日程調整の流れと、電話・メール対応のポイント
→ 失敗しない!バイト電話応募のかけ方&繋がらなかった時の対応方法
PS:バイト先は学校の近くがいいか?自宅の近くがいいか?
実家から大学に通っている学生さんは、平日は大学の帰りにバイトへ行き、休日は自宅からバイトに行くケースが多いと思います。
そうした場合、バイト先は学校の近くがいいのか?自宅の近くがいいのか?
実際のところどちらでも可能ですが、多いのは自宅の近くにあるバイト先を選ぶ人です。
バイトが終わって疲れている時に、短時間で帰れるメリットは大きいですし、授業がない日にわざわざ大学の近くまで行く手間も省けますから。
また、通学定期券を持っている場合、大学の近くにあるバイト先を選んでも、その区間の交通費はもらえません。
大学近くのバイト先を選んで、交通費を浮かせようと考えている人は諦めましょう。