Q&A

「バイトの面接ではどんな質問をされるのか?」

面接でお店側が知りたいのは、ざっくり言うと次の2点です。

  • あなたがいつ、どれくらい働けるのか?
  • あなたが、どんな人物なのか?

これらを知るために面接担当者はいろんな質問をあなたに投げかけます。

「いろんな質問をされるなら、対策のしようがないんじゃ・・・」

そう考える人もいるかもしれませんが、知りたいことが限られているので、質問のパターンもある程度決まっています。

予め考えておけばいざ面接の場でそれほど困ることはないでしょう。

それでは、参りましょう。

面接で必ずされる5つの質問

  1. お店までの交通手段は?
  2. 何時から何時まで働ける?
  3. 土日は働ける?
  4. 週に何回働ける?
  5. いつから働ける?

Q1.お店までの交通手段は?

どうやってバイトに通うのかを確認する質問です。

車通勤だった場合の駐車場や、交通費にいくらいかかるかを知るために尋ねています。

徒歩や自転車で通う場合は何の心配もいりませんが、遠方から車や電車で通うことになるなら少し不利になるかもしれません。

Q2.何時から何時まで働ける?

シフトに入れる時間を確認する質問です。

正直に答えるしかありませんが、1日に3時間以上は入れないと採用されるのは厳しいかもしれません。

Q3.土日は働ける?

飲食店やスーパーなど販売系のお店は土日に混雑します。

そのためシフトに入るバイトの人数も、平日は2人のポジションに土日は5人配置したりと増やすケースが多いです。

だから、お店としては土日に入れる人を優先的に採用したい思いがあり「土日は働けるのか?」と聞いて来ます。

もちろん、土日が出れなくても採用されるケースはあります。
ただ、他に応募者がいた場合は不利になるかもしれません。

できれば、どちらか片方だけでも出れた方がいいです。

Q4.週に何回働ける?

たいていの募集要項には「週2〜」などと、最低出勤回数が書いてあると思います。

それ以上の日数で回答すれば大丈夫です。

どちらかと言うと、たくさん出れる人の方が重宝されますが、出れるギリギリカツカツを伝えると後々苦労するケースもあります。

Q5.いつから働ける?

この質問をされたら、ほぼ採用は確定だと思っていいでしょう。

研修や人員配置の予定を立てるための質問です。

その他の多い6つの質問と回答例

では続いて、比較的よく聞かれる質問に関して紹介していきます。

  1. なぜ〇〇のバイトを選んだのか?
  2. お店を利用したことがあるか?
  3. 過去のバイト経験について
  4. 学校生活に関する質問
  5. 月にいくらくらい稼ぎたいのか?
  6. 志望動機を掘り下げた内容

Q1.なぜ〇〇のバイトを選んだのか?

「なぜコンビニのバイトを選んだのか?」
「なぜコンビニの中でも、ローソンを選んだのか?」

といった質問です。

あなたの判断基準や考え方を知るために聞いています。
その業種やお店に熱い想いを伝えても構いませんが、何となく納得感のある理由を説明できればOKです。

回答例

  • 別の店舗で友人がバイトをしていて、楽しそうだったから
  • コンビニの中で一番ローソンが好きだから
  • 接客のバイトをしたいと考えていて、一番家から近いのがローソンだったから
  • 深夜帯の時給が一番高かったから

Q2.お店を利用したことがあるか?

あなたがお店のことをどれくらい知っているか確認する質問です。

どちらかと言うと利用したことが方が好ましいです。
ただ、利用してないと採用されないとも限りません。

一番最悪なのは、利用したことがないのに

「利用したことがある」

と嘘をつき、後で嘘がバレるパターンです。

これは間違いなく落とされます。

以下のような感じで、正直に回答してください。

回答例

  • はい、何度か利用させていただきました。
  • いえ、気にはなっていましたが利用したことはありません。
  • このお店を利用したことはありませんが、〇〇にある店舗は何度か利用しました。

Q3.過去のバイト経験について

「今までどんなバイトをしてきましたか?」
「接客の経験はありますか?」

といった質問です。

バイトが初めてとわかっている人は聞かれません。
履歴書にバイト経験について書かれていなかったり、過去にバイト経験がある人に対して投げかけられます。

面接担当者は、

「どんなポジションに就かせようか?」
「即戦力として使えそうか?」

を見極めようとしています。

具体的に、どんな仕事をしてきたか回答してください。

Q4.学校生活に関する質問

「学校でどんなことを勉強しているのか?」
「サークルや部活動には入っているのか?」

といった質問です。

あなたがどんな人物なのか確認する意味と、部活やサークルに入っている場合はバイトとの両立ができるのか?どの程度バイトに時間を割けるのか確認するために聞かれます。

回答例

  • 学部は商学部です
  • 軽音楽部に入っていますが、決まった活動は毎週木曜の定例会だけであとはバンドごとで調整できます

Q5.月にいくらくらい稼ぎたいのか?

志望動機でお金を稼ぎたいと言うような内容を書いている場合に聞かれます。

人が足りないお店なら、たくさん入ってもらえた方が助かるので重宝されますが、人が足りているお店では全員平等にシフトを入れる必要があるため希望金額が多すぎると「その金額は難しいかもしれないが大丈夫ですか?」と確認されたりします。

ちなみに、大学生がアルバイトで稼ぐ金額は月に3万〜7万円が全体の60%を占め、最も多いのが5万円代です。

回答例

  • 月に5万円分くらい働きたいです

Q6.志望動機を掘り下げた内容

「料理が好きって書いてあるけど、得意料理は何?」
「よくウチを利用してると書いてあるけど、好きなメニューは何?」

志望動機に書いてある内容を掘り下げ、バイトに何を求めているのか?何をしたいのか?確かめる質問です。

嘘を書いていなければ、それなりに答えれると思うので心配いりません。

志望動機は、立派だったり熱い想いを訴えるのもいいですが、無理にひねり出す必要はありません。

正社員として働くのとは違い、あくまでもバイトです。

  • カフェの中で一番スタバが好き
  • 家から近いから
  • よく利用していて、雰囲気に馴染みがあり働きやすそうに感じた

など、何となく納得感のある理由が書ければ、それで十分です。

正直、採用する側としては志望動機はそれほど重視していません。

ある程度の常識があり真面目に働いてくれる人であれば、働く理由は何でも構わないのですから。

バイト面接で意外と多い1つの失敗

では最後に、面接で多い失敗例を1つ紹介させてください。

それは、質問に対する回答内容がズレると言う失敗です。

たとえば「週に何回働けますか?」という質問に対して、「いつでも働けます」と回答するようなケースです。

質問の意図としては、週に何回くらいシフトに入りたいかを知りたいのに「いつでも働けます」という回答では何回なのかわかりません。

また、「いつでも働けます」というのは働く時間帯なのか、どの曜日でも働けるということなのかもわかりません。

こうした、質問に対して回答がズレてしまう人は意外なほど多いです。

コミュニケーション能力に欠けていると評価されることもあります。

緊張したり、いい印象を与えようと頑張る必要はないので、聞かれたことに対してストレートに回答してください。

それが、バイト面接をうまく乗り切るコツです。

まとめ

長々とお付き合いありがとうございました。

冒頭でも紹介しましたが、どの質問に関しても面接でお店側が知りたいのは次の2点です。

  • あなたがいつ、どれくらい働けるのか?
  • あなたが、どんな人物なのか?

自分のアピールしたいことではなく、相手の知りたいことは何かを意識して回答してください。

そうすれば、きっとうまく面接を乗り切れることでしょう。

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