- 初日は何をするのか?
- 失敗しないか?
- 他の人とうまくやれるか?
バイト先にうまく受け入れてもらうためには、第一印象がとても重要です。
最初にいい印象を持ってもらえれば、丁寧に教えてもらえますし、失敗も多めに見てもらえやすいです。
一方、最初の印象が悪ければ、教えるより自分でやった方が早いと放置されやすいですし、失敗すると「話を聞かないからだ!」と責められるので、いつまで経っても仕事が覚えられず厄介者扱いされてしまいます。
そこで、このページでは「最高の第一印象を与えるにはどうすればいいのか?」
- 初日の行動マナー
- 教えやすい新人の特徴
- 失敗した時にどうすればいいのか?
などを紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
このページでお話すること
バイト初日の行く時間・服装・挨拶
どんな服装で行けばいい?
面接の時と同じように、部屋着(スウェット、ジャージ等)以外の私服なら何でもで構いません。
- Tシャツ+ジーンズ
- カットソー+チノパン
- ブラウス+スカート
- ワンピース
学校帰りの高校生は制服でも問題ありません。
仕事場で着る制服・ユニフォームは、初日に職場で支給されることが多いと思います。
もし予めもらっているなら、仕事場で着替えた方がいいのか、予め着て行った方がいいのかお店に確認してみてください。
多くの場合どちらでも大丈夫ですが、小さな店舗の場合は更衣室が用意されておらずトイレで着替える羽目になるかもしれません。
お店に聞きにくいのであれば、制服を着た上から上着を羽織るなど見えない状態にして行くと、どちらのパターンにも対応できるので便利です。
他の身だしなみに関する注意点としては、男性はちゃんとヒゲを剃って行きましょう。
女性は面接の時と同じように、やや大人しめの化粧 or ナチュラルメイクで、ピアスや指輪等のアクセサリーは外しておきましょう。
飲食物を扱うお店では異物混入の恐れがあり、アクセサリーは厳禁です。
お店に更衣室があるなら、着替える際に外すようにすればいいのですが、外し忘れも多いので最初のうちは付けて行かない方が間違いないです。
初日の持ち物は?
初日に必要な物はバイト先から指示があると思いますが、特に何も言われなかった場合、
- 筆記用具
- メモ帳(ポケットに入るサイズの小さなものがオススメ)
だけは持っていきましょう。
これは、仕事の手順や注意点などをメモするために使います。
ほとんどの人は1回言われただけじゃ覚えられませんから。
ちなみに、スマホにメモるのはNGです。
お客様から遊んでいると思われる恐れがあります。
他に必要なものは特にありませんが心配なら、
- 印鑑
- 身分証明証(学生証、免許証、保険証)
- 銀行の口座番号(給料の振込先)
を持参しておくと、契約書の不備があったり、お店から「身分証明証のコピーを取りたい」「口座番号を教えて」と言われた時にすぐ対応できるので便利です。
ただ、給与振込み用の口座は会社が指定する銀行のものでないとダメな場合があります。
なので、自分から「この口座にお願いします」と申し出る必要はなく、会社の人に聞かれたら答えるようにしてください。
→ バイトの給料事情を徹底解説!よくあるトラブルと対処方法も!
時間は何分前に行く?
バイト先に何分前に到着しておけばいいかは、業種やお店によって異なります。
早いところでは20〜30分前、遅いところでは5〜10分前という感じでバラツキが大きいので、予め会社の人に確認しておくことをオススメします。
どちらかと言うと、屋外でのバイト(警備員・イベントスタッフ・交通調査員)は早めの集合で、屋内・お店でのバイトは遅めの集合が多いです。
会社の人は他にも仕事があるので、あまり早すぎても対応できませんし、かといって遅すぎると着替えたり仕事が始まる前に済ませておきたい説明をする時間がなくなってしまいますから。
もし、会社の人に聞きづらいなら、間を取って15分前くらいが無難かと思います。
15分前なら、どちらのパターンでも怒られることはないでしょう。
入口はどこから入ればいい?
初日は裏口ではなくお客様用の入り口から入ってください。
そして、手の空いているスタッフさんに「すみません、今日からアルバイトで入るイワミと申します。はじめてで何もわからないのですが、どこに行けばいいでしょうか?」と声をかけてください。
責任者さんを呼んできてくれるか、裏の事務室まで案内してくれると思います。
お店の方が忙しそうなら他の人を探すか、少し離れた場所で待っていて、手が空いたタイミングで話かけてください。
挨拶はどうする?
先ほどの、お店で最初に声をかけるときは、特に挨拶はしなくて大丈夫です。
相手は仕事中なので、なるべく邪魔にならないようサクッと裏の事務室まで案内してもらってください。
そして、後ほど裏の事務室や休憩室で一緒になった時に、
とでも伝えればOKです。
他の社員さんや先輩方に対しても同じです。
仕事の邪魔をしないよう、仕事前や休憩中のヒマを見つけて、
と挨拶してください。
お店によっては店長さんがみんなを集めて、あなたのことを紹介してくれるかもしれません。
その場合は、その日シフトに入っていなかった方にだけ、暇を見つけて挨拶してください。
ちなみに、挨拶をする際に趣味とか長々とした自己紹介は必要ありません。
名前と、バイトがはじめてならそのことだけ伝えれば十分です。
初日はどんなことをするのか?
初日は、バイト先によって
- ガッツリ仕事をする
- 仕事や職場の説明が中心で、少しだけ簡単な仕事をやってみる
の2つのパターンがあります。
前者の場合は、最初からお客様の前に出て様々な仕事をやらされます。
居酒屋など体育会系で「習うより慣れろ」と言う考えの職場に多いです。
もちろんベテランの先輩がついて指導してくれますが、新人に気を遣うタイプは少なく「とてもやっていける気がしない・・・」と絶望し、初日で辞める人もいます。
それに対して後者は、初日は仕事らしい仕事をしません。
- みんなに対して挨拶
- ビデオ研修
- 休憩室の使い方
- 職場のルール
- タイムカードの使い方
など、職場に馴染む・ルールを覚えることが中心で、最後の方に直接お客様と関わることがない品出しとか皿洗いのような裏方作業を少しやって終わりです。
指導してくれる人も丁寧かつ失敗にも寛容なタイプが多く、仕事をした感がないかもしれません。
おとなしい人の多い大手チェーン系に多い印象があります。
教えやすい新人の特徴
続いて、バイト先の人に気に入ってもらうため、仕事を早く覚えるために「仕事を教わるスキル」を紹介します。
「仕事を教わるのにスキルなんかいるのか?」と思うかもしれませんが、 教える側からすれば教えやすい新人と、教えにくい新人は明らかに違います。
教えやすい新人は「何をわかってないのか?」「どう教えればいいのか?」がわかりやすいので無駄なく的確な指導ができますし、教わる側はピンポイントで足りないところを指摘してもらえるので飲み込みがスムーズです。
一方、教えにくい新人は「何がわかってないのか?」がそもそも掴めないので、「何をどう教えればいいか?」も検討がつかず、最初から最後まで思いつく限りの説明をせざるを得ず、教わる側は量が多くて全て中途半端になりがちです。
教えやすい新人の特徴を知り実践すれば、先輩に負担をかけることなく、あなたも効率的に仕事を覚えることができます。
それでは、まいります。
- とにかくわからないことは聞く、わからないサインを出す
- 教えられたことは、自分の言葉で復唱する
- 失敗したときは、何が難しいのか先輩に説明してアドバイスを求める
とにかくわからないことは聞く、わからないサインを出す
1つめは「とにかくわからないことは質問する、わからないサインを出す」です。
教える側があなたに望むのは、仕事を覚えて出来るようになることです。
決して説明を聞くことではありません。
なので、説明がよくわからなかったり理解できないときは、その場で質問してください。
話を遮っても構いません。
むしろ、わかったふりをされるのが一番困ります。
いくら話を聞いてくれていても、理解できてないなら全く無意味です。
微妙な反応をされるときは「多分わかってないな」と判断して繰り返し説明できますが、わかったふりをされると「わかったもの」と考え話を進めるので、あとで失敗されるとどこからわかってないのか検討がつかず、最初から説明し直すしかなくなるからです。
何がわからないか言語化できないなら、「ちょっと今のところがよくわからないのですが・・・」とわからないサインを出すだけでも構いません。
教えられたことは、自分の言葉で復唱する
次に、「教えられたことは、自分の言葉で復唱する」です。
復唱することは、それだけで記憶に定着しやすくなります。
また、教える側の立場からは、自分の言葉で繰り返してくれると「どこまでわかっているのか?」「どこがわかってないのか?」判別しやすくなります。
わかってない部分が伝われば、言い方を変えたり、その部分だけもう一度やらせたりしてピンポイントに指導できます。
失敗したときは、何が難しいのか先輩に説明してアドバイスを求める
3つ目は、「失敗したときは、何がどう難しいのか先輩に説明してアドバイスを求める」です。
最初は誰でも失敗するものなので、失敗を気にする必要はありません。
それより大切なのは「失敗した後にどうするか?」です。
「何がどう難しいのか?」「どこが難しいのか?」を先輩に聞いてみてください。
先輩によってはアドバイスを求められる行為自体を、頼りにされてる気がするので喜びます。
また、あなたが改善したいと思っていることも伝わります。
アドバイスを求める際は、「何がどう難しいのか?」あなたの感じていることを具体的に伝えたほうが、先輩もどうすればいいか助言しやすいです。。
ちなみに、何度も同じことを聞かれると「いい加減に覚えろよ」となりますが、2〜3回程度なら「やっぱり上手く出来ないんですよね」と言っても大丈夫です。
あと覚えておくといいのは、「仕事を教わるスキル」と同じように「仕事を教えるスキル」があり、先輩にも教え上手な人と下手な人がいるということです。
質問してもよくわからなかったり「なんか違う気がする」と思ったら、「自分がダメなんだ」と落ち込まず、別の先輩に質問してみてください。
驚くほどスッキリとわかりやすく説明してくれるかもしれません。
→ バイトに慣れるまでは大変?スムーズに仕事を覚える5つのコツ
最初は誰でも失敗するものだから、うまく出来なくても気にしすぎる必要はない
初日に向けての基本的な注意点は以上です。
ただ、最後に一つ付け加えたいのは「最初は誰でも失敗するものだから、うまく出来なくても気にしすぎる必要はない」ということです。
体育会系で初日からガッツリ仕事を任されるバイト先に当たった場合、
- 想像以上に大変で、この先やっていけるか不安
- いつまでこの状況が続くんだろう?みんなこんな感じだったの?
- 次のバイトに行くのが怖い、辞めたい
と必要以上に萎縮してしまう人がいます。
しかし、実際のところ誰でも最初はそんなもんです。
あなたが失敗したとき、偉そうに怒る先輩もいるかもしれませんが、そんな先輩も新人のときは必ず同じような失敗をしています。
それに、バイト先との相性が悪かったり、指導してくれる先輩の「教えるスキル」が低い可能性もあります。
自分がダメだと思い込みすぎないでください。
辛いのはあなた自身なのに、自分でさらに自分を追い詰める必要はありません。
自分くらいは、自分の味方になりましょう。
やっていけるか不安でも、時間が経てば案外なんとかなるものです。
深刻になりすぎず、気楽にやってください。
それに、どうしても辛ければ、初日でバイトを辞めても構いません。
→ 【バイト辞めたい】辞めるタイミングと、辛い現状を変えるためのヒント
→ 【バイトの辞め方】よくある5つの悩みと解決方法
星の数ほどバイトの求人はあるのですから、あなたに合ったバイトはきっと見つかります。